エンドポイント(Endpoint)とは?
エンドポイント(Endpoint)とは?
エンドポイント(Endpoint)とは、コンピュータネットワークに接続され、そのネットワークと情報を交換できる、物理的なデバイスのことを指します。直訳すると「終端」や「末端」を意味し、ネットワークの末端に位置してユーザーが実際に操作する機器や、特定の機能を提供する機器が該当します。
一般的には、以下のものがエンドポイントに分類されます。
- ノートPC、デスクトップPC
- スマートフォン、タブレット
- サーバー
- IoTデバイス
- OT(制御技術)環境における制御機器や操作端末
エンドポイントは、ネットワーク内部と外部の情報の「出入口」となるため、サイバー攻撃者が組織のネットワークへ侵入する際の最初の標的となることが非常に多いのが特徴です。
エンドポイントがセキュリティ上の重要拠点である理由
エンドポイントは、セキュリティ対策における最前線であり、最も重要な保護対象の一つです。
- 侵入経路の起点:攻撃者は、フィッシングメールや悪意のあるウェブサイトを通じて、エンドポイントからネットワークへの侵入を試みます。多くのインシデントは、ユーザーが操作するPCなどのエンドポイントから始まります。
- 機密情報とデータの保管場所:エンドポイントには、業務データや個人情報、設計図など、組織にとって重要なデータが一時的、あるいは恒久的に保存されていることが多く、不正アクセスや情報漏洩が発生すると甚大な被害につながります。
- リモートワークの普及:オフィス外からの接続が増えたことで、エンドポイントが安全でない場所(自宅、カフェなど)から機密情報にアクセスする機会が増加し、従来の「境界防御」だけでは保護が困難になっています。
エンドポイントの多様化:IT環境とOT環境
エンドポイントの形態や求められるセキュリティ要件は、それが利用される環境によって大きく異なります。
IT環境におけるエンドポイント
主にデータ処理や情報管理を目的とした端末です。
例:社員のPC、メールサーバー、クラウドサービスへアクセスするモバイルデバイス。
特徴:ソフトウェアの更新(パッチ適用)が比較的容易で、パフォーマンス重視のセキュリティソリューション(EDR、EPPなど)が利用されます。
OT環境におけるエンドポイント
主に物理的なプロセスや設備を監視・制御する役割を持つ端末です。
例:産業用制御システム(ICS)の操作盤、HMI(Human-Machine Interface)、エンジニアリングワークステーション、PLC(プログラマブルロジックコントローラー)に接続されたPC。
特徴:
- 可用性最優先:わずかな遅延や停止が、製造ラインの停止や物理的な事故に直結するため、セキュリティ対策によるシステム負荷を極度に避ける必要があります。
- レガシーOS:長期間運用されるため、古いOSやパッチが適用できない機器が多数存在します。
- 特殊なプロトコル:産業特有の通信プロトコルが使用されており、一般的なITセキュリティツールでは監視・保護が困難です。
まとめ:OTセキュリティにおけるエンドポイント保護の重要性
エンドポイントは、ネットワークの最末端であり、セキュリティ侵害の第一歩となる重要な防御ポイントです。
特に、TXOne Networksが専門とするOT(制御技術)環境において、エンドポイントの保護は極めて重要です。OTのエンドポイント(制御端末など)が侵害されると、単なる情報漏洩に留まらず、生産活動の停止や設備の破壊、人命に関わる事故といったサイバー・フィジカル・リスクに直結します。
OT環境のエンドポイントは、その特殊性からEDRやパッチ適用が困難であるため、システムに負荷をかけない専用の保護手段が必要です。
TXOneは、OT環境に特化し、低スペックな産業用PCやレガシーシステムにも導入可能な軽量で強固なエンドポイントセキュリティソリューションを提供することで、産業システムの安全な運用を支援しています。
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